人生の一コマ

Teacher’s Diary

のんびり生きよう。

福祉業界で働く人の1日スケジュール

今日は、福祉業界で働く人の1日の流れはどのようになっているのかを見ていただければと思います。

 

平日の1日の流れと土曜日または長期休暇などの1日の流れは違いますので、今日は平日の1日の流れについて書いていきます。

 

僕の場合は、放課後デイサービスといった子どもを対象としたデイサービスの1日を一人でも多くの方に知ってもらい、これから子どもたちの療育したいと考えいる方の参考なれれば幸いです。

 

 

では、さっそく見ていきましょう!

 

 

 

9時 出勤

出勤してまず行うことは施設の掃除、アルコール消毒、前日に使ったタオルの洗濯になります。

 

僕が現在働いている事業所は、戸建ての家を事業所として利用しているので1階と2階の掃除をします。

 

施設の掃除

まずは掃除機で1階2階のごみを取ります。

子どもたちが遊んだ後のままなので、結構ゴミが落ちていたりします。

 

掃除機をかけた後は、モップで床を吹いていきます。

ゴミなどは掃除機で取れますが、汚れは取れないので必死にこすります。

 

アルコール消毒

感染症の流行によって、アルコール消毒はより入念に行われるようになりました。

 

子どもロッカー・ドアノブ・下駄箱・机など子どもたちが普段よく使う場所を消毒します。

 

消毒の効果もあってか、現在も子供が元気に事業所に来てくれています。

 

タオルの洗濯

子どもが使った手拭き用のタオルや、机を拭くようのタオルなど前日に使ったタオルを洗います。

 

洗い終わったら、外に干し仕事が終わる前に畳んで元の場所に戻します。

 

元に戻す作業は現在パートさんがやってくれているので、僕は洗ったものを干しています。

 

9時30分~10時30分 事務作業・日報の準備

僕が現在働いている職場では、正社員が僕を含めて2人しかいないため、朝礼などは行いません。

 

他の事業所の方はわかりませんが、今まで働いていた事業所も特に朝礼は行っていませんでした。

 

その代わり、何か子どものことで気になることなどは朝の段階で情報共有を行います。

 

事務作業

ここでの事務作業は主に保護者からの連絡を確認することです。

 

保護者の方との連絡は事業所のPCを通してラインで連絡を取り合っています。

 

毎日、来た子供の写真を活動終わりに送り、朝にその返事があるか、休みの連絡等は入っていないかの確認を行います。

 

休みなどの連絡があれば、職場のグループラインへ情報を共有します。

 

日報の準備

当日の日報の準備ではなく、次の日の日報を準備します。

 

日報の内容ですが、出勤するスタッフの記入・来所する子どもの名前・子どもが次回利用する日の記入・帰る時刻の記入です。

 

子どもが次回利用する日の記入は保護者とのやり取り使う連絡帳に記入します。

 

10時30分~12時 療育教材の準備・集団活動の準備

療育は個人に焦点をあてて準備を行い、集団活動では事業所全体で行う教材を用意します。

 

療育教材の準備

放課後デイサービスでは、個々に沿った療育を準備します。

 

できるようになるまで繰り返し、できるようになったらまた新しい課題を見つけて取り組むといったように将来社会に出る準備として行います。

 

視覚トレーニンや、色別トレーニンなど多岐に渡ります。

※トレーニングはどのようなことをしているかについてはまた別の記事で触れます

 

個別課題を設定し、来てくれている子どもが少しでも成長して帰ってもらえるような教材づくりをしています。

 

そして、その教材を今日はどこまで行うかをあらかじめ決めて用意しておくことがここでの準備になります。

 

集団活動の準備

集団活動の準備は、その月・週ごとによって変わります。

 

大きな作品を作る際は1か月制作をして作品を作ったり、運動で体幹レーニングやストレッチなどを行ったりと様々です。

 

制作の場合は、できる範囲が個々によって違い

①先生の手を借りなくても完成することができる

②先生の手を借りて完成することができる

③ある程度完成してるとこまで作っておき、飾りつけのみ行う

 

①の子どもは基本材料を用意していると、自分たちで作ってくれます。

②の子どもは、先生が横についてできないところは先生が行うといった形で、完成させます。

 

そして③の子どもですが、基本的に何かを作るという作業は難しいため、完成された作品に飾りつけをしていきます。

 

飾りつけでは、シールを貼ったり・ペンで書いたりと難しくない作業をやってもらいます。

 

集団活動でも、個々に合った用意をします。

 

全員で何かをすることを目的にしていますが、それぞれレベルが違うのでレベルに応じた用意が必要になります。

 

12時~13時 お昼休憩

お昼休憩では、個々でとることもあれば、パートさんが賄いを出してくれたりします。

 

賄いはその日によって様々ですが、冬なので鍋を用意してくれます☺

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この前、用意してくださったキムチ鍋です!

 

絶品でした(*‘ω‘ *)

 

パートさんとお話ししながらゆっくり食べ、お昼休憩を終えます!

 

13時~13時30分 1日の流れの最終確認

今日の予定の最終確認を行います。

 

子どもが学校から帰ってきたら先に宿題をしてからおやつを食べるのか、宿題をするのかなどある程度子どもがどういう流れで動くかを考えておきます。

 

おやつはその日によって違いますが、おやつ作りを子どもたちが行うこともあります。

 

そして確認が終わったら日程表に流れを書き込んでいきます。

 

この日程表は職員・子どもどちらも見ています。

 

13時30分~17時30分 子どもの受け入れ・活動時間

僕が働いている事業所では、児童発達支援も行っているため幼稚園生の受け入れも行っています。

 

デイサービスでは、基本学校から事業所、事業所から自宅まで車での送迎を行っています。

 

現在、僕が働いてる事業所にはドライバーさんがいますが、僕も車を運転して子どもたちを迎えに行ったり送って行ったりしています。

 

そのため、小学生よりも終わるのが早いため、受け入れ時間が早くなっています。

 

小学生~受け入れをしている事業所は、14時過ぎからの受け入れが多いです。

 

15時から随時おやつを食べていきますが、おやつを食べるかどうかは子どもの判断にゆだねています。

 

スケジュールもある程度こちらで予想を立ててはいますが、子どもたちの気分や体調もその日によって違うので、基本的には子どもたちに選択をゆだねています。

 

15時~ おやつ・個人療育

 

16時~ 集団活動

 

16時30分~ 自由時間

 

のようなスケジュールになっています。

 

帰宅時間も子どもによって違います。

 

活動終了の時間は17時30分になっていますが、17時に帰る子や16時30分に帰る子など様々です。

 

帰宅時間に合わせて用意している活動を終わらせられるよう、予定を組んでいます。

 

17時30分~18時 子どもの送迎・事務作業・清掃

活動が終わり、みんなで「さようなら」のあいさつが終わると、子どもを自宅へ送り届ける人、施設の清掃、事務作業と役割分担をして行います。

 

子どもの送迎

子どもの送迎では原則保護者引き渡しになっています。

 

保護者へ引き渡す際に「サービス提供実績表」にサインもしくは捺印をしてもらいます。

 

そして、今日の子どもの様子で変わったことやできるようになったことがあれば報告します。

 

そして、自宅での様子も聞き、事業所へ帰ってほかの職員に情報共有を行います。

 

事務作業

活動中は各自職員が子どもたちの活動の様子を撮影してくれています。

 

その撮影した写真を保護者の方へ送る作業になります。

 

そして、子どもの送迎ですべての子どもの保護者の方とお話しできるわけではないので、LINEを通じて1日の様子を報告します。

 

保護者の方も子どもたちの写真を楽しみに待ってくれています。

 

清掃

ここでの清掃は、朝の清掃とは違いトイレの掃除や洗濯したタオルを取り込んだり戸締りをしたりします。

 

清掃はパートさんがやってくれることが多く、いつもトイレはきれいな状態が保たれています。

 

そして、すべての清掃が終わると、ロッカーの名札を変えます。

 

 

最後に

基本的に残業はなく、定時で上がることが多いですが、子どもの送迎などで道が混んでたりすると定時を過ぎてしまうこともあります。

 

事業所によって異なると思いますが、僕が働いている事業所では15分単位で残業代が出ます。

 

福祉業界の1日の流れを紹介しましたが、読んでくださった方はどう感じましたか?

 

福祉業界はブラックなイメージを持っている人もいるでしょう。

 

僕もこの業界に入るまでは、ブラックなのかなと思っていましたが、そんなことはありませんでした。

 

給料はほかの業界と比べると安いものの、定時で上がれることが多いので、自分の時間を確保することができます。

 

現在、福祉業界は人手不足です。

 

少しでも福祉業界に興味を持ってくださる方がいることを願っています。