人生の一コマ

Teacher’s Diary

のんびり生きよう。

教員免許の種類・取得条件

先生になるために必要な「教員免許」

 

教員免許の種類もたくさんあります。

 

小学校・中学校・高校と教員免許の種類は違うことは皆さん聞いたことはあると思います。

 

現在僕は、中学校の社会科・高校の地理歴史科の教員免許を保持していますが、教育大学で免許を取ったわけではありませんでした。

 

教員免許取得=教育大学を卒業しないといけないと高校当時の僕は思っていましたが、そういうわけではありませんでした。

 

この記事を読んでくださっている方で教員免許を取ろうか迷っている人や興味がある人の参考になれればと思います(^^♪

 

では、行きましょう!

 

目次

 

教員免許とは?

まず、教員免許とは、教員になるため絶対に必要な資格です。

 

※正式名称は「教員職員免許状」と言われます。

 

教員免許状には3種類の免許状があります。

 

普通免許状特別免許状臨時免許状

 

この3つに分かれています。

 

では、この3種類の免許状の違いとはどういったものなのでしょう。

 

普通免許状

学校で働いている人の大半はこの普通免許状を持っています。

 

この普通免許状は、

・大学(4年生)

・短期大学(2年生or3年生)

通信制大学

・大学院

上記のいずれかで、必要単位を取得することによって資格を取ることができます。

 

 

 

 

そしてこの普通免許状の中でも3種類に分かれます。

①1種免許状

学校の教員が持っている教員免許状のほとんどはこの免許状になります。

 

1種免許状は、学士の学位を有することで、『4年生大学卒業レベル』と考えてください。

 

教育学部のある4年制大学や、僕のように卒業単位とは別に教職課程の単位を取得する人が、この1種免許状を取得することになります。

 

そしてこの1種免許状を取得する過程で、2種免許状を取得することができますので、4年の大学を卒業する=1種・2種どちらの免許状も取得していることになります。

 

②2種免許状

2種免許状は、準学士の称号を持っていることになり、『短大卒業レベル』と考えてください。

 

2種免許状だからと言って、教員採用試験を受けられないということはありません。

勿論、受験された方の中から合格している人もいます。

 

ただ、2種免許状で教員採用試験に採用された場合、1種免許状を取得するよう学校側から促され、学校で勤務しながら1種免許状を通信制大学で取得する人もいます。

 

③専修免許状

専修免許状は、修士の学位を有していることが第1の条件になります。

 

こちらは『大学院卒業レベル』と考えてください。

 

なので、1種免許状を取得していることが最低条件になります。

 

こちらも、学校で教員をしながら通信大学で専修免許状を取得する人もいます。

 

特別免許状

特別免許状は、普通免許状と違い都道府県のみで活用することのできる教員免許であり、有効期間は10年です。

 

この制度は昭和63年の教育職員免許法の改正により制度化されました。

 

担当する教科に関する専門的な知識や経験と技術を持ち、社会的信望などを持つ社会人経験者で、雇用する側(学校側)の推薦を受けた人に対して、教職員検定を行って合格すると取得できます。

 

この特別免許状は学校の多様化・活性化を図るために導入されました。

 

※小学校では普通免許状を持っていると全教科を担当することができますが、特別免許状だと当該授業のみの担当になる。

臨時免許状

臨時免許状は発行された各都道府県のみで活用できる教員免許で、普通・特別免許状と違い有効期限は3年です。

 

ただ、各都道府県の教育委員会規則での違いもあるため有効期限が6年間のところもあります。

 

臨時免許状は、普通免許状を持っている人を採用することができない場合に限り、実施される各都道府県の教育員会から出される教育職員検定に合格すると授与されます。

 

この免許で学校側が雇う時は、急を要する時に普通免許状を持つ教員を採用できない場合に限ってのことなので、採用されるケースはほかの免許状と比べても少ないです。

※「助教諭」という形になります

 

教員免許の取得条件

では、この教員免許を取得するにはどうすればいいでしょう。

 

取得方法として以下の3つが挙げられます

 

①大学・短期大学で教職課程を修了する←僕はこの方法でとりました)

②教員資格認定試験に合格する

③特別免許状もしくは臨時免許状を取得する

 

 

教員免許の取得条件としては、学位並びに教職課程の単位取得を経て、各県の教育委員会に申請を行うことによって取得することができます。

 

僕の場合は、教育大学ではなかった為、卒業単位とは別に追加単位を取得していました。

 

大学の卒業単位は124単位の為、1年で取得できる単位数は決まっていましたが、教員免許を取得する際は、本来の受けられる単位数ではコマ数が足りないため、追加の料金(30,000円)を払って取得しました。

 

ただこれは、教育大学ではないということもあっての話だと思いますので、教育大学は卒業単位に含まれていることが多いと思います。

 

進路選択をするときにどういったカリキュラムが組み込まれているかを確認することをお勧めします。

 

取得を志すにあたって(最後に)

あくまで個人的な気持ちになりますが、取得するにあたって一番大事なのは、

絶対に取得するという「気持ち」だと思います。

 

根性論は好きではないのですが、この教員免許を取得するのは根気がないと取得するのは厳しいです。

 

僕の同級生も最初15人ほどいましたが、最後まで残っていたのは5人だけでした。

 

勉強ができることに越したことはありませんが、勉強ができるだけでは意味がありません。

 

教師は子どもに学問だけでなく、人間性を育てる道徳面も大事です。

 

4年間もしくは2年間大変なことはもちろんありますが、気持ちがぶれなければ取得できます。

 

誰でも最後まで頑張ればとれる資格ではあります。

 

しかし、そんな簡単にとれる資格ではありません。

 

今から取得したいと考えている人、教員免許に興味がある方、ぜひチャレンジしてみてください!

 

僕も、新たに免許を取得しようと考えているので、ともに頑張りましょう(^^♪